40代の転職に「タクシー運転手」がなぜオススメなのか?徹底解説します

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『35歳を超えてからの再就職は大変だ』

よく聞くフレーズですよね?実際、大手転職サイトを見ても35歳を過ぎてしまうと、かなり転職のハードルが上がってきます。

何かの専門分野で培ってきた経験や他者よりも秀でた能力・知識を持っていたり、マネージメント職としてよほどの実績がない場合、一般的な日本企業からは面接すら断られてしまうのが実情です。

40歳ともなれば、大手企業では早期退職制度が適用になる年齢です。40歳を過ぎてからの再就職は非常に困難な道のりであることは確かなんです。

しかし、『リストラ』『会社の倒産』『病気や怪我』など理由はさまざまありますが、40代を過ぎてからの再就職を決意しなくてはならない方々は存在します。

そこで、40代で転職する方におすすめの職業がタクシー運転手なんです。

なぜ?40代の再就職にタクシー運転手がおすすめなのか?

まずは、なぜ40代の再就職にタクシー運転手がおすすめなのか?説明します。

タクシー運転手は40歳以上の方でもガッツリ稼げる

『タクシー運転手の平均年齢って知っていますか?』

厚生労働省の調べによると、平均年齢は56.8です。

平均年齢 勤続年数
56.8歳 9.3年

参考:厚生労働省『賃金構造基本統計調査(平成22年)』

上場企業のデータを調べると、だいたい40歳前後が平均年齢です。比較すると、圧倒的にタクシー運転手の平均年齢が高いことが分かりますよね?

一般的に35歳を過ぎると、転職は厳しくなります。ましてや”正社員で再就職”を目指すと凄く険しい道のりが待っているでしょう。

しかし、タクシー業界においては、年齢が高いということは、全く問題になりません。

60歳、70歳を過ぎたタクシー運転手を見かけることだってあるくらいですから。

タクシー運転手は歩合が給料アップの鍵

40歳を過ぎた方が再就職しやすいのが『タクシー運転手』というのは分かりました。でも、

『タクシー運転手って給料安いんじゃない??』

という疑問が湧いてくるでしょう。

一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会の調べでは全国平均年収は約298万円(平成25年度)

『は?年収298万円では家族が養えない』

という嘆きが漏れてもくるでしょう。

そこで、まずはタクシー運転手の給料体系について説明します。

タクシー運転手の給料体系は?

タクシー運転手の場合、ほぼすべての会社が『歩合制』となっています。入社当初は◯◯万円保証とかありますが、基本はすべて『歩合制』です。

月間売上 ☓ 歩合率 =「給料」

例えば、東京都でタクシー運転手をする場合の給料シミュレーションを、下記の値で試算してみます。

  1. 1日あたり33人乗車
  2. 1人あたりの単価1500円
  3. 月12勤務(勤務体系については後ほど詳細説明します)

32人☓1500円=48000円

1日の売上が48000円で、月12勤務の場合は

49500円☓12勤務=576000円(これが月間売上になります)

そして、歩合率は一般的に60%程度と言われています。※タクシー会社によって差があります。

594000円☓0.6=345600円これが1ヶ月の給料です)

12ヶ月で計算すると

345600円☓12ヶ月=4147200円(これが年収です)

東京でタクシー運転手をする場合、平均で年収400万円はいきます

実際、平成27年度の厚生労働省が調査した東京都のタクシー運転手の平均年収は約400万円。

だから、一概に『タクシー運転手=給料が安い』とは言えないのが実情です。

40歳を過ぎた方にも採用されやすく、かと言って給料も歩合制のため働けば働いただけ稼ぐことができます!

これが

『なぜ40代・50代の再就職にタクシー運転手がおすすめなのか?』の答えとなります。

(参考)全国のタクシー運転者人数

全国のタクシー運転手人数:37万1245人

参考:平成22年3月末現在 国土交通省調べ

全国に37万人もタクシー運転者がいますので、年収が高い人・年収が低い人をひっくるめて『平均年収300万円』なんです。タクシー利用者が少ない地方都市では年収が少なく、タクシー利用者が日本一高い東京都であれば、年収は必然的に高くなります。

タクシー運転手の勤務体系は?

”隔日勤務”、”昼日勤”、”夜日勤”、”定時制”の4種類に分けられます。

定時制はパート勤務のため、それ以外の3種類について説明していきます。

隔日勤務の勤務スケジュール例

出番

明番

出番

明番

出番

明番

公休

出番

明番

出番

明番

出番

明番

公休

公休

出番

明番

出番

明番

出番

明番

公休

出番

明番

出番

明番

出番

明番

公休

公休

出番(でばん)とは?

1回の勤務としては、朝出勤してから翌朝までの約21時間ほど勤務することとなります。この1回の勤務自体を”出番(でばん)”と呼んでいます。

明番(あけばん)とは?

タクシー運転手は、1日の拘束時間が21時間と長時間になります。だから、1回の勤務が終了すると次の日の朝まで、”休養の時間”として割り当てられる時間のことを”明番(あけばん)”と呼んでいます。

公休(こうきゅう)とは?

労働基準法で定められている”休日”と同じ意味。

最も標準的な勤務体系である”隔日勤務”について。

勤務時間は実働15時間で休憩3時間ってところが多いですね。そして、出庫時間は自由に選べる会社が多いです。例えば、6:00~11:00と大枠が決まっており、その時間帯で好きな出庫時間を選ぶことができます。

また、基本的には1回の出番(出勤)が21時間程度拘束されますので、[出番➡明番➡出番➡明番➡公休]のようなローテーションで勤務することになります。

昼日勤の勤務スケジュール

公休

出番

出番

出番

出番

出番

公休

公休

出番

出番

出番

出番

出番

公休

昼日勤の勤務体系について。

勤務時間は実働8時間で休憩1時間というのがオーソドックスです。昼日勤についても、出庫時間が選べる会社が多いです。

一般的なサラリーマンのように平日働いて、土日が休日ですが、歩合によって給料が決まりますので、”隔日勤務”よりも稼げない勤務体系ですね。

夜日勤の勤務スケジュール

公休

出番

出番

出番

出番

出番

公休

公休

出番

出番

出番

出番

出番

公休

夜日勤の勤務体系について。

勤務時間は実働8時間で休憩1時間と昼日勤とまったく同じです。しかし、出庫時間が17:00~20:00からと夜から朝にかけて勤務する勤務体系です。

そして、昼日勤よりも夜日勤の方が、①乗車客が多い②終電を逃して長距離運賃が見込めるなど多く稼げます。

タクシー運転手のメリット・デメリット

『給料体系や勤務体系は分かったが、メリット・デメリットはどうなんだ?』

実際に働くとなると、良いところや悪いところを事前に知っておければ心配ごとも減りますよね?

タクシー運転手のメリットは?

さまざまな人と出会える

タクシー運転手って、さまざまな人との出会いがあります。いい人もいれば最悪な人もいます。

しかし、たまには乗客の方に『ありがとう』と感謝されることもあります。

「人に感謝される」って、とても気持良く仕事ができる原動力になるんです。

うっとおしい人間関係がない

  • 文句を言ってくるウザい上司
  • 昇進に躍起になって、八方美人な同僚
  • ろくに使えない後輩

タクシー運転手は、一般的な会社である面倒くさい人間関係はありません。

一期一会で会うお客さん以外は、一人っきりの空間で過ごすことになります。

「人間関係で仕事を辞めた」「もう人間関係で消耗したくない」って方にはピッタリです。

出社(出庫)時間がある程度自由に決められる

例えば、昼日勤で朝7時出庫の日課でも、車がある状態なら朝6時に出庫して稼ぎに出たり、出社(出庫)を遅めの9時にしたりと、自分の裁量で決めることができます

また、仕事中は自分のペースで食事休憩したり、自宅で休憩したりする事もできます。

タクシー運転者のデメリットは?

ウザい客はいます

  • 横柄な態度を取る
  • とっても高圧的な態度
  • 常にイライラしている

ウザい客はいます。しかし、目的地まで行ってしまえばあとは「サヨナラ」です。

少しの我慢があれば大丈夫ですよ。

交通事故や交通違反の危険性

交通違反については、自分自身が気をつければ問題無いのですが、交通事故に関しては”もらい事故”がありますので『絶対』に防ぐことはできません。

万が一、人身事故を起こした場合、免許停止にってしまいます。免停中は休業となり、収入が途絶えてしまいます。

ベテランのタクシー運転手でも、常に事故と紙一重であることを肝に命じておきましょう。

まずはタクシー専門の転職サイトで好条件の会社を探そう

40歳を過ぎた方でも正社員として歩合に見合った給料を稼ぐことができる”タクシー運転手”。

『でも…いろいろ不安や疑問がいっぱいあるぞ』

しかし、実際に転職するとなると、細かいさまざまな疑問があるかと思います。そういった疑問や質問に対して、タクシー専門の転職サイトでは『無料電話相談』も行っています。

興味がある方は、まずは相談からはじめてみてはどうでしょうか!

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