「新卒採用と中途採用は、求められていることが異なります」
中途採用(キャリア採用)となると、新卒採用のときの面接対策では通用しないんですよ。
企業があなたにどんなことを期待しているのか?違いをしっかりと理解して面接対策を行いましょう。
この記事の目次
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新卒採用と中途採用の違いとは?
新卒採用は「将来」活躍してくれることを重視
新卒採用者には、入社後スグに活躍することは期待していません。
ゼロから自社の色に染めて成長させることが出来る為、将来のコア人材として「将来性」を非常に期待されて採用される人材なんです。
新卒の特徴を下にまとめました。
- 1年に1度の定期採用(例外もあり)
- 基本的にポテンシャルを重視して採用する
- 採用基準は主に学生時代の実績が主となる
- 基礎的なビジネスマナーを教え込み、1人前になるまで相当な期間を要する
企業を継続的に発展させる為には、定期的に若手の労働力を採用しなければいけません。
少しくらい時間が掛かっても、新しい価値観や発想を持った新人を採用して組織の新陳代謝を図りたいんです。
だから、企業内部の活性化を目的に新卒採用が行われます。
中途採用は「今スグ」活躍してくれることを重視
新卒採用は将来性を見越して採用してもらえます。
しかし、中途採用となると企業の求めることが大きく変わります。
- 「じっくり人材を育ててる時間が無い」
- 「人材が足りなくて仕事が回らない」
プロジェクトにおいて欠員がでた時の欠員補充や今後の新規事業展開における人材拡充が必要な時に中途採用が行われます。
中途採用の特徴を下にまとめました。
- 不定期採用(通年で募集を掛ける企業もあり)
- 即戦力が求められる
- 採用基準は、今までの仕事を通じて身につけている能力・スキルや実績
- 既に基本的なビジネスマナーは習得している為、企業側の教育は不要との認識
即戦力が期待されますので、経験やスキルを有していることが採用の前提条件となります。
(参考)新卒と中途の間が第2新卒採用
「新卒で企業に入社したけど、スグに辞めちゃった」
そんなときは第2新卒での転職が可能です。
(参考)第2新卒とは?
大学を卒業し、新卒で企業へ入社した後、数年で退職。25歳前後で再就職を希望する方を一般的に「第2新卒」と呼んでいます。
第2新卒のメリット
- 数年間、企業に属していたことによって身についた基礎的なビジネスマナー
- 年齢が若く、尚且つキャリアが低い為、人件費が抑えられます
- 新卒同様、成長性を重要視しています
基本的には、新卒採用と同じくポテンシャル採用が主体です。
しかし、数年間の社会人経験で培った経験や実績及び成長の度合いを企業は期待しています。
新卒者の場合、数年間の教育を経て社会人として成長させなくちゃいけないんです。
だけど、第2新卒の場合はそんな時間の掛かる教育工程が要らないのが最大のメリットになります。
第2新卒のデメリット
第2新卒のデメリットはひとつ、
「退職理由」と「最低限の社会人経験」が備わっていないと採用されるのは厳しい
です。
- 数年で退職したことで、その退職理由が非常に大事である
- ネガティブな退職理由では、企業側から採用される可能性は低い。
- 社会人としてのビジネスマナー等が備わっていない
こうなっては、新卒採用で人材を登用した方が良いのは明らかですよね?
まとめ
転職を考えている場合、中途採用や第2新卒の違いを理解して面接対策をしなければいけません。
- あなたが今どういう立場で企業へアプローチを掛けなければいけないのか?
- どうやってあなた自身を売り込まなければいかないのか?
をしっかりと考える必要があります。